お稲荷さんは「稲がなる=稲成(イネナリ)」が語源と言われ、穀物や農業の神様として崇められいます。
昔の生活は農業で成り立っていました。現代のようにバランスが取れた肥料や害虫だけに効果のある優れた薬品はなく、干ばつや水害などの影響に左右されやすかったため、農業の神様であるお稲荷さんに神頼みや雨乞いするのも珍しいことではありませんでした。
農業が盛んな時代には穀物の豊作を祈り、時代が変化した現代では商業や産業を守護する神様として信仰は続いています。
他にも、商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達にもご利益があるとされています。